[23] 「契印」とは

書面で締結する契約書が2枚以上に渡る場合、それら複数のページで一つの契約書を成すことを証するためにページの境目に押印しますが、それを「契印」といいます。

通常は、契約書の左側を2か所ホッチキスで止め、各ページの見開き部分に前後のページに渡るように押印します。それぞれの当事者の押印位置(上か下か)は特に決まりはありませんが、「甲」「乙」「丙」・・・の順に上から下に押していくのが一般的です。

なお、簡易的な方法として製本テープを使って製本する場合は、表紙と裏表紙の製本テープと書面の境目に押印します。

この様に「契印」をすることで、契約締結後のページの差し替えを防ぐこともできます。

ちなみに国際契約では締結は押印ではなく署名(サイン)で行いますので「契印」は行わず、その代わりに各ページの右下に全当事者のイニシャルサインをすることが多いです。

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